PDF にページ番号を追加する:位置、開始番号、そして回転ページの落とし穴
既存の PDF にオンラインでページ番号を付ける方法。隅を選び、101 などの開始番号を設定し、回転して保存されたページに現れる横向きの番号を避ける。
ページ番号の追加は、PDF の全ページにプレーンな 10 進数を書き込む。選べるのは隅、フォントサイズ、最初の番号で、それ以外は固定だ。回転して保存されたページ、空白のままにしたい表紙、ページにすでに印刷されている番号は認識しない。いずれもアップロードする前に自分で判断する必要がある。
このツールが書き込むもの
各番号は、ページの内容に追加される黒い Helvetica のテキストで、どのビューアでも印刷でき、ファイルと一緒に移動する。フォントや色のオプションはない。一部のリーダーがサムネイルペインに表示するページラベルの設定とは別物なので、「iii」や「A-1」のようなラベルを表示するビューアは、自分のラベルを表示し続ける。
フォームで指定できる設定は 3 つだ。
- 位置: 左上、上中央、右上、左下、下中央、右下。フォームの初期値は下中央。API ではこれらは値 1、2、3、7、8、9 で、4、5、6 は垂直方向の中央の左、中央、右に番号を置く。
- 開始番号: 初期値は 1。最初のページがこの値になり、以降のページは 1 ずつ増える。
- フォントサイズ: 初期値は 12、フォームでの範囲は 6〜200。API はこの範囲を強制しないので、範囲内にとどめること。
開始番号は整数でなければならない。abc は 400 の invalid_parameter で拒否されるが、負の値は受け付けられ、そのまま描画される(-2、-1、0、1、と続く)。
番号のアンカーは、ページの端から 48 ポイント(3 分の 2 インチ)内側で、ページの MediaBox のサイズから計算される。数字はアンカーから右へ向かって書かれるので、「下中央」では数字の左端が中央線に来て、3 桁の番号は終端が中央よりわずかに右になる。「右下」は右端から 48 ポイントのところから始まり、端へ向かって伸びるので、12 pt の 3 桁の番号は端から約 28 ポイントのところで終わる。12 pt ではこのずれはほとんど気づかない。
実例:契約書の第 2 巻
100 ページの第 1 巻の続きになる 6 ページのファイル contract.pdf を考える。これをページ番号の追加にアップロードし、開始番号を 101、位置を右下、サイズを 12 に設定する。2026-10-04 にローカルビルドに対して行った実行では、出力は 6 ページの PDF で、テキストを抽出すると 101 から 106 までの番号が、各ページの本文の下の右下に 1 つずつあった。ビューアの表示は細部で異なるかもしれないが、順序と値は変わらない。
この結果について知っておくことが 2 つある。出力は入力の名前(contract.pdf)をそのまま保つので、元のファイルを上書きする前に名前を変えること。そして、position を指定しない API リクエストでは、フォームの下中央ではなく右上(値 3)に番号が置かれた。スクリプトでは position を明示して送ること。
冊子をまとめるときの作業順
このツールは、渡されたファイルのすべてのページに番号を振る。表紙を飛ばすことも、途中からやり直すこともできない。したがって、作業の順序が結果を決める。
| 目的 | やること |
|---|---|
| 複数のファイルをまたぐ通し番号 | 先にPDFの結合し、結合したファイルに番号を振る |
| 各パートが独自の番号を保つ | 各ファイルに番号を振ってから結合する |
| 表紙は番号なし | 表紙をPDFの分割で切り離し、残りに番号を振り、表紙を結合し直す |
| 第 2 巻が第 1 巻の続き | 上のように、開始番号を次のページに設定する |
ページにすでに印刷された番号がある場合、新しい番号はその上に追加で描かれる。同じファイルでツールを 2 回実行すると、ページごとに番号が 2 つになる。テストでは、同じ位置で 2 回目を実行すると、新しい「1」が既存の「101」に重なって描かれ、2 つが重なった。番号を振っていない元のファイルを取っておき、常にそこから始めること。
表紙やセクションをきれいに切り出す方法と、削除したページが残しうるものについては、PDF の一部のページだけを送る:ページの抽出、ページの削除、そして残るもので扱っている。
回転ページの落とし穴
スキャナーやスマホから来るページは、描き直されずに回転フラグ付きで保存されていることが多い。番号は回転前のページを基準に置かれるので、90 度回転として保存されたページでは、番号が誤った端に、横向きで載る。テストでは、90 度回転のフラグが付いたレターのページに「下中央」で番号を振ると、横向きのページとして表示され、下端ではなく左端の中ほどに小さな横向きの「1」が出た。
順序を自分で決められるなら、先に番号を振り、後からPDFの回転で回転する。回転はページ全体に適用されるので、番号はテキストと一緒に回る。すでに回転フラグ付きで届いたファイルについては、このツールでは補正できず、直す設定もない。番号を振ったあとに、そのページをビューアで確認すること。
印刷する前に確認する
最初のページ、中間のページ、最後のページを開く。パンチ穴の余白、写真、すでにテキストが入っているフッターに数字が載っていないか確認する。ファイルの末尾に空白ページがあるなら、先にページの削除で消してから番号を振る。そうすれば最後の番号が最後の実際のページと一致する。番号はもうページの一部なので、その後にページの抽出や並べ替えをすると、番号は元のページに付いたままになり、通し番号の順序が崩れる。順序が変わるときは、番号を振っていないファイルから振り直す。
改変する権利のある文書にだけ番号を振り、提出手続きが印のない原本を求める場合は、番号を振っていない元のファイルを取っておく。パスワードで保護されたファイルにはパスワードが必要だ。ブラウザのページは入力を求め、パスワードなしの API 呼び出しは 400 の password_required(「This PDF is password-protected. Enter its password.」)になるので、先にファイルのロックを解除する。このツールの呼び出しに API キーは不要だ。